2017-04-06

お世話になりました。

 さる3月3日、帰国以来6年間レッスンをさせて頂いていたフォレストヒルに辞意を表明しまして、一身上の都合により、誠に勝手ながら、教室の年度末である6月末をもってレッスンを辞めさせて頂く運びとなりました。

 なぜ今辞めるのか、ということについて当事者の私から少しだけ説明させて下さい。(教室の取り決めで生徒さんおひとりおひとりに私の方から直接連絡することができません。)
 色々と複雑な事情もひっくるめて一言でいうと「家族のため」です。もう少し分かり易く言えば「育児退社(厳密には会社員ではないので退社とは言えませんが)」ということになるかと思います。と言っても仕事そのものを辞めるわけではないのでややこしいですが、要するに今後は在宅でできる仕事を増やしていく、という事です。コンサートなどは外の仕事ですが、一過性ですからその都度対処可能です。しかしながら毎週のレッスン、しかも夜遅くまで、となるとどうしても妻への負担が大きく、またそれが蓄積されていくことになることは想像に難くないと思います。
 その背景として、夫婦ともに音楽家=個人事業主=社会保険も育児休暇もない体が資本の肉体労働者の共働き、しかもそれぞれの実家は遠方、という状況があります。その中で子育てがスタートし、さらにこれから妊活をしていこうという中で、これまでの生活スタイルのままでは今後バランスを保つことが難しい、という結論に達しました。

 全く持って一般的ではない職種の夫婦の家庭の事情ですが、ご理解頂けましたら幸いに存じます。

 フォレストヒルの社長、店長はじめスタッフの皆様、先生方には学生時代から大変お世話になっており、今後も同じ業界には居続けるものの、これまでのように組織の一員として苦楽を共にすることができなくなることには大変心苦しい思いがあります。

 そして、長い間熱心に通って頂いた生徒の皆様とのレッスンを今までのように続けられないことがなによりも心残りです。

 フォレストヒルの生徒の皆様、これまで本当にありがとうございました。
 皆様のご多幸を、そしてきっとまた良いご縁があることを心より願っております。

近藤史明 拝

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