2014-08-06

練習は、お花に水やり、日にち薬

先日、レッスンに来た7歳の女の子に、彼女が「弾きたい!」と言う新しい曲を渡し、練習を始めたのですが、

1、2度弾いてみて、すぐに

「やっぱり、これできな~い」

と投げ出してしまいました。

今までの曲よりも長いのは否めませんが、技術的には不可能ではありません。

なにより、弾きたい曲をそんなに早く断念するのか?

と思い、

「あのね、すぐにできないのは当然だよ。とりあえず100回練習してみないと分からないよ。」

「それに時間もかけないといけない。今すぐ大きくなろうと思って沢山食べてもすぐには大きくならないでしょ?毎日少しずつ食べてだんだん大きくなるんだよ。」

というやり取りの後

「お花に水をあげる事も同じだよ。」

と言ったら、

「わかった!!(先生は)お花に水をあげても少しずつしか成長しないって言いたいんでしょ!!」

「・・・わかってるじゃん。(^_^;)」


学校の授業ではたくさん反復練習をしてきたと思います。

ギターのレッスンにおいても時には繰り返し何度も練習する必要があります。

1度2度でできることの方が稀です。

子供に限った事ではありません。

大人の方も、ある程度経験を積むと、

「できるようになった事」よりも「未だできない事」の方に目が眩み、

少しやってみただけで立ち往生してしまうケースがよくあります。

そんな時には、できることを少しずつ、毎日お花に水をやるような気持ちで、

あるいは、処方された日にち薬を毎日飲み続けるように、

少しずつで構いませんので、ただひたすら冷静に効果的な(先生に言われた)練習を続けて欲しいと思います。

そうすれば、気が付いたときにはきっと成長し、実りは訪れると思います。

と偉そうに書いている僕も皆さんと状況は同じなんですけどね。

結局はただひたすらコツコツとやるしかありません。

千里の道も一歩から。

がんばりましょう!

0 件のコメント:

コメントを投稿